富士山の北面眼下に広がる一帯を古来から「郡内」(ぐんない)と呼びます。
富士に降る雪や雨は地下水となり数十年の歳月をかけて麓の町に届きます。
その豊富で清廉な水は、この地を千年続く絹織物の産地にしました。
未だ日本に洋服が入って来ていない時代、郡内の織物は「郡内縞」や「甲斐絹」の愛称で親しまれ、主に羽織りの裏地に使われていました。
その後、洋服の時代の訪れと共に、郡内縞は作られなくなりました。
しかし、その技術は継承され、現代の織物作りに活かされています。
当時を忍ばせる色使いが、返って新鮮に映ります。
弊社は山梨県にアーカイブされている古い郡内縞コレクションを参考に、リネンのクロスを作りました。
キッチンクロスはサイズが大きめですので、お弁当を包んだり、
食器拭きやバスケットのカバーとしてもお使いいただけます。
<育てるン布、リネン>
リネンは丈夫な布なので、繰り返し洗って使い続けることで、繊維が柔らかくなりその風合いは、新品のころとは全く違ったものに変化していきます。これを私たちは布を育てると言います。これこそががリネンを使う最大の魅力です。
<TENJIN factory>
TENJIN factoryでピンとこない方も、ALDINの会社といえば分かる方もいらっしゃると思います。
ALDINと同じ工場で丁寧に丁寧に織られたコットンリネン生地です。